幼保連携型認定こども園すなはらSDGsの取り組み

幼保連携型認定こども園すなはらのSDGs

幼保連携型認定こども園すなはらSDGsの取り組み

自然あそび

2010年から同じ雑木林に年間を通じて訪問しています。五感を働かせ匂いや風、葉っぱの擦れる音など、四季のうつろいを体で感じています。また、都会に残る自然を守るために、私たちはこの雑木林の環境保全を応援し、同時に腹が減るという体験を通して、食べることの幸せを実感し、食べられない事の大変さを考えます。

芸術教育・自由に遊ぶ

子ども達にとって自由に表現することは喜びです。大胆に描いたり泥んこになって思いっきり、好きな遊びに没頭します。自分の体を使って行う表現遊びは、その子の意外な面を発見することも出来ます。自由に思う存分やりたい遊びに没頭できる時間と空間を大切にされた子ども達は、他者に対する敬意も同時に学んでいきます。

堆肥づくり

園庭に堆肥小屋を置き、公園から拾ってきた落ち葉をぼかし肥料を使いながら発酵させ、腐葉土を作っています。それらを栽培活動の泥として活用します。園内の果樹や畑は季節の実のりがあり花壇には花が咲き、それにつられて昆虫や野鳥がやってきます。

自然の恵みを生活の一部に

子ども達は陶器や木製の皿を使用して食事をします。陶器は磁器に比べ、柔らかな質感で土のぬくもりが感じられ、使うほど風合いが出ます。丁寧に扱わないとすぐに欠けたり割れたりしますが、割れても金継ぎで修理をします。松や林檎、団栗などの間伐材を燃やして出る灰から作る釉薬で60時間以上かけて焼き込まれ、自然の色彩も同時に教えてくれています。また、木製のお皿は、ささくれやひびが出る前に削りを依頼して、手触りの良いお皿をいつまでも大切にします。子ども達は物を大事に扱うこと、修理すれば長く使うことができること、自然界には無駄がないことを学びます。

子ども達ができることで

クリスマスにクッキーを焼いて、地域や保育園を支えて下さる人たちに配ります。クリスマスは楽しいことばかりを考えるのではなく、世界には飢えや渇きに苦しみ、戦火に追われて住む家や肉親を亡くした子ども達、差別を受けて自由のために戦っている人達もいるのだ、ということを子どもなりに心に留め、平和について考えます。平和は与えられるのものではなく作り出すもの。この取り組みは1997年から途切れることなく続けています。