幼保連携型認定こども園そあ
日々の保育
2023.09.20
今日のアトリエ 「幼児」
9月のかわせみの日の活動
9月のかわせみの日の活動は、普段水元公園で活動を行っていたが、今回は中川のほとりにある、西水元水辺の公園で活動を行った。「水辺の生き物を活動しよう」をテーマに、これまで虫や木の実、野鳥といった地上の自然がメインの活動が多かったが、水元の地区は川に囲まれていて水辺も多いので、水辺での活動も子ども達に体験させたいと考え、水元カワセミの里の方々と話し合いを重ね今回実現することが出来た。
出発前から、5歳児達には今日はいつもの活動とは違う場所に行く事、ライフジャケット等の道具も使う事を話してから、活動場所へ向う。子どもたちの様子は、活動に消極的な子はおらず、
「今日は、いつもとちがうの?」
「危ないから話を聞かないとだめだ」と、活動に前向きであり、話をよく聞いているように感じた。
西水元水辺の公園に到着した後は、かわせみの里の小林さんと合流し干潟についての説明や潮の満ち引きのついての話を聞いていた。すこし話は難しいようだったが、イラストを使って説明してくれたこともあり興味を示し話を聞いていた。
その後は、ライフジャケットを着用し準備運動などを行い干潟に入水した。私たち職員が事前に下見をしていた時より水かさが多く、初めに水に慣れる時間が必要と判断し、初めは何も持たず浅瀬から少しずつ深い所に進み腰がつかるぐらいまで進み、ライフジャケットで浮く練習を行った。
水に慣れた後は、網をつかい生き物を探すことになった。網で泥をすくい熱心に探していたが、あまり見つからないようだった。しばらくすると、水際の草場にカニがいると見つかり数人で草をかき分けてカニを探していた。数匹捕まえることが出来、小林さんにカニとの関わり方を教えてもらい何人かは自分で捕まえるとこが出来ていた。水中での活動の最後には、仕掛けた罠でカメを捕まえることができ、子どもたちも興味を向けていた。
水から上がった後は、捕まえた生き物の観察を行った。捕まえた生き物は、ベンケイカニ、テナガエビ、ミシシッピアカミミガメを観察することが出来た。カニやカメの甲羅を触ったり、どんな場所にいるかなどの話を聞くことが出来た。
今回の体験は、子どもたちにとって楽しい活動だったようで、
「また来たい」
「こんどはいつ?」
「カニはこども園でも飼えるかな」
といろいろな声が上がり、やる気に満ちた表情が見られた。
初めての体験をした年長児は、また、一回り大きく成長したように思う。