日々の保育

園庭に出ると、幼児さんがおもちゃの砂汚れを洗おうと、大きなタライにたくさんのおもちゃを入れていました。普段見ない光景に近くまで行き、立ちすくむ子どもたち。しばらくタライの周りで、“なにが始まるのだろう？”と、様子を見守ります。次第におもちゃに手を伸ばしたり、水を触ろうとしたりすると、「今日はお水遊びじゃないんだよ！」と声をかけられました。その言葉を聞いてなんとなく理解したのか、今度は洗ったおもちゃを乾かしている場所に移動します。幼児さんの目を盗んでは、使いたいおもちゃをこそっと持っていくのでした。

　幼児さんが一生懸命に洗っている様子や声をかけられたことで、“ここの場所のおもちゃならいいかな…”と子どもたちなりに場所を選んでいるように感じました。