そあ季の花保育園
日々の保育
2024.12.20
広がる世界~心の動き~
氷はどこ?
気温が低くなり園庭に霜柱ができていました。子どもたちと池を見に行くと年長児のSくんが「あれ、なんかある!氷だ!」と氷が張っていることに気が付きました。周りの子どもたちも池に手を伸ばし氷を手に取ります。「冷たい!」「透明できれい!」など子どもたち同士で話をしていました。しばらく経ってから年中児のTくんが氷のうわさを聞いて見に来ましたが、池を覗いても氷を見つけることができません。年長児のZくんは少し離れたところから池を見た後「あそこに氷がある」と手を伸ばしました。よく見ないと氷があることが分かりませんでしたが、その場所には確かに氷が張っていました。その姿を見ていたTくんも別の場所で同じように池に手を伸ばしますがそこには氷はありません。場所を変え何度も手を入れますが氷を見つけることはできませんでした。Zくんは「普通の水とは違うように見えたよ」とつぶやきました。氷がある場所とない場所の違いにZくんは気づいているようでした。Tくんにもその違いが分かる日がきっと来るでしょう。