日々の保育

昨日からカプラで遊んでいる子どもたちは、土台を作り高く積み上げていきます。高くなるにつれ上部が細くなっているのを見て、保育者が「お城みたいだね」と言うと年中児のEくんは「高いお城だよ！」と言いました。もっと高くしたいと思ったEくんはさらに積み上げて高くしようとしますが、すでに高さもあり不安定です。一緒に遊んでいた年中児のSくんは「倒れるから（高くするのは）やめておこう！」と高くするよりも土台や周りを装飾することにしました。その姿を近くで見ていた年少児のSちゃんはそっとカプラを手に取り一番上に乗せてみます。もっと乗せられると思ったようで次々に積んでいきます。お城は不安定のまま揺れたり倒れそうになりますが、Sちゃんは高くしたい気持ちで積んでいきます。遊んでいたEくんとSくんはひやひやした表情で見ていました。お城を高くしたい気持ちで倒れることを恐れず積み上げていく年少児、高くしたい気持ちはあるが倒れないように慎重になる年中児、異年齢だからこそ見られた子どもたちの姿の違いでした。