日々の保育

かえで組にカブトムシがやってきました。今までのことを思い出し「うまく飼えるか迷うけど…」と言いながらも、飼う事にした子どもたち。飼うために必要なものを調べることになりました。保育園中の絵本や図鑑を見て探しました。「むしかご」「えだ、ぼう」「おいしいつち」「たべもの」。見つけたものを頼りにそろえていきます。「虫かご家にあるよ！持ってこようか？」「おいしい土ってどうやってわかるんだろう…食べるわけにはいかないし」「ふかふかしてるんだよ」「お米を作ったときに使った土がある！」「それじゃあ多すぎるんじゃない？」「商店街の百均にゼリーが売ってるのを見たよ！」「お金なくても買えるのかな…」「お店の人に次の時に持ってくるって言えばくれるかな」「お金は園長先生に貸してもらおう」いろいろな意見がでました。

【飼う】【育てる】と言葉にするのは簡単です。しかし、命を守るという事は簡単なことではありません。子どもたちは、カブトムシのために何をどうしたらよいのかと考えています。正しい答えにたどり着くことを目標とするのではなく、子どもの言葉や考えを大切にしながら、カブトムシと子どもたちの成長を見守りたいと思います。