日々の保育

　小さなブロックを重ねてタワーのようにしている男の子。完成すると、持ち歩くのですが、少し揺れるだけでグラグラして倒れて壊れてしまいます。壊れる度に泣いてしまいますが、何度も繰り返し積み重ねようとします。近くでその姿を見ていた女の子は、最初落ちたパーツを1つ1つ男の子に手渡していました。途中から、女の子が他の場所で遊んでいる時もガシャンと壊れる音と、男の子の泣き声が聞こえる度に女の子は駆け寄ってきて、少しだけこっそり積み重ねてそっとその場を離れていきました。きっと女の子は、このお友達の“自分でやりたい”という思いに気付いたのでしょう。普段一緒にすごしているからこそこうした、仲間を思いやる気持ちが育っていくのだと思います。